備忘録・・・ふるさと納税

今まで詳しく調べたことがなかった「ふるさと納税」。

今回、そのおおまかな仕組みを調べる機会があったので、その内容を忘れないように書き留めておきたいと思います。

■ふるさと納税とは

ふるさと納税とは、ざっくりいうと、全国各市町村の中で好きなところへお金を寄付し、寄付した先の市町村から「お礼品」をもらいつつ、寄付したお金の一定額が自身の所得税&住民税から差し引かれる、といったものです。

ヤフーなどの検索エンジンで「ふるさと納税」と入力し検索してみると、トップにはふるさと納税についての代表サイト「さとふる」が出てきます。
あとは、「ふるさとチョイス」というサイトも出てきます。

どちらも内容をみると、全国各地の魅力的なお礼品がでてきて、興味をそそられるものばかりです。

試しに何かやってみようかな 😀 

■寄付の仕方は簡単

このふるさと納税、上記の各サイトで好きなものを選び、寄付を申し込むだけ。
会員登録をしなくても寄付ができるようですが、会員登録をしたとしても無料なので安心です。

アマゾンで本を買うように、基本的にカード払いなのでとても簡単です。

ただ、「お礼品」の到着時期などは、各市町村によって異なるそうです。
寄付をして2~3日で商品が届くといったものでもありません。
上記のサイトにも書いてありましたが、ふるさと納税の「お礼品」はあくまでも寄付のお礼であって、通信販売などのようなサービス業ではないと注意書きがありました。

■いくら税金が安くなるの?

ふるさと納税をしていくら税金が安くなるのかは、本人の収入や家族構成などによって異なるため、なかなか厳密な金額が出ないところが難です。

一般的には、寄付をした金額のうち、2,000円は自己負担となり、残りの金額分が税金が安くなるといわれています。
しかし、前述のとおり、本人の収入や家族構成などによって本当に2,000円の自己負担で済むかどうかは変わってきますので、いくら寄付をしたら得なのか(実質2,000円の自己負担で済んだのか)の見極めが重要となってきます。

例えば、ある市町村に20,000円のふるさと納税をした場合、年収(課税所得)などの違いにより、

ある人は、2,000円の自己負担で済み、所得税が900円還付、住民税が17,100円の税額控除で、合計18,000円の税金減となる。

一方、ある人は、所得が少ないため、900円の所得税還付&7,800円の住民税額控除で、合計8,700円の税金減にしかならない人もいます。
後者の方は、本来の自己負担2,000円に加え、税金減にならなかった9,300円についても自己負担となるのです。

ふるさと納税のサイトでは、自己負担が2,000円で収まるにはいくらまでの寄付金に抑えるべきか、についてのシュミレーションができますので、一度やってみるとよいかと思います(もちろん、完全に正確な数字はでませんが・・・)。

■確定申告を必ずする

税金が安くなるためには、寄付をしただけではもちろんだめです。

確定申告を必ずしましょう。

もっとも、最近の改正で5カ所以内の寄付であればワンストップで納税ができる制度ができたようですので、こちらを利用してもよいかと思います。

もっとも、所得税還付はできないようなので、結局、確定申告が一番良い気がしますね。

(注意)
なお、ふるさと納税について詳しく知りたい方は、税の専門家である税理士さんにお問合せください。

社会保険労務士行政書士新井事務所
所長 新井英孝
長野県岡谷市・下諏訪町・諏訪市・茅野市・塩尻市・松本市ほか

Facebookも是非ご覧ください。いいね & シェアよろしくお願いします。